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Eディスカバリとは

Eディスカバリとは、米国の民事訴訟における証拠開示手続き(Discovery)のうち、特に電子化された文書、データを対象として行われる手続きを指します。

米国の民事訴訟では、従来より訴訟の当事者が事件に関する文書や資料などを、互いに開示する義務がありましたが、2006年12月に連邦民事訴訟規則
(U.S. Federal Rules of Civil Procedure)が改定され、電子情報に関する規定が追加されました。
一般に「e-Discovery法」と呼ばれるこの規定により、電子化された文書やデータについても、開示義務のある資料に含まれることになりました。

e-Discovery法は米国の規定ですが、日本企業と取引関係のある米国企業や、米国に進出した日系企業はもちろん、
日本国内の企業でも米国において米国法に準拠して起こされた民事訴訟については、e-Discovery法の対象となります。
当然、日本語で書かれた文書や電子メールについても、同法に基づく開示手続きの対象となります。

Eディスカバリに翻訳は不可欠

訴訟の規模により、 Eディスカバリのドキュメントは数百ぺージから数十万、数百万ぺージに及びます。
日本企業が関係する訴訟では、訴訟資料の多くは日本語で書かれており、米国の弁護士が理解するには翻訳が必要です。
膨大な量の翻訳を弁護士事務所内で処理することは、時間・コスト面から現実的ではありません。
訴訟を翻訳の面からサポートするプロフェッショナルが必要です。

Eディスカバリ翻訳サービスのメリット

    • 国際訴訟支援を可能にするリーガル翻訳の経験と実績

      弁護士が見ても満足いただける高品質な翻訳を提供してまいりました。 日米両国にまたがる国際訴訟支援の付加価値を提供できる数少ない翻訳会社の一つです。

      <対応実績>

      • 弁護士・司法書士・公認会計士・税理士

        Eディスカバリ、会社定款、社内規則、契約書全般、リーガルコメント、商業登記簿謄本、印鑑証明、判例、訴状、裁判関係資料、判決文、各国の法令規則etc.

      • 一般企業

        社内用:就業規則、人事規則、コンプライアンス、コーポレートガバナンスetc.
        社外用:契約書全般(下記参照)、株主総会用資料、IR関係、資産関係資料、訴訟関係資料etc.

      • 官公庁

        日本および各国の法令規則、判例、国内の各種手続、政府行政司法関係ニュース、ウェブ掲載情報etc.

      <Eディスカバリの実績(プロジェクト例)>

      • DOJ(米国司法省)調査:電機・家電メーカー/自動車関連メーカー
      • 不正競争防止法/贈収賄関連:商社
      • PL訴訟:電機メーカー

      ※他にも、薬事訴訟、ITC提訴案件など多くの実績があります。

    • Eディスカバリに特化したオンデマンド翻訳サービスを提供

      弊社はEディスカバリを熟知した人材がプロジェクトマネジメントを行います。Eディスカバリ特有のフェーズに合わせたサービスを提供します。

      • ドキュメント絞り込みのためのサーチ・タームの翻訳
      • レビュー業務のガイドラインとなるレビュー・プロトコルの翻訳
      • 重要ドキュメントはレビュー・フェーズでもスポット翻訳でスピーディに対応
      • 最重要書類(Hot Doc)は人による翻訳で品質を確保
      • ドキュメントが大量になるとバルク割引でコスト削減
    • 日米双方での対応による24時間体制のプロジェクト支援

      ロサンゼルスと日本にプロジェクト・チームを配備し、プロジェクト期間中24時間体制で作業を継続することにより、厳格な提出期限に対応します。 弁護士からのミッションクリティカルな要望にも米国現地でのサポートで対応します。

    • 1,200名の登録翻訳者からプロジェクトチームを即座に編成

      弊社は1,200名の登録翻訳者をデータベースで常時管理し、プロジェクトに最適な人材を即座に選定します。 100名を超える専門翻訳者が必要な大型プロジェクトでもスピーディかつ本格的に開始することが可能です。

    • 訴訟内容の専門性に応じた人材を提供

      Eディスカバリが求める翻訳は、単に日本語を英語に翻訳するサービスではありません。 特許侵害、PL訴訟、独禁法違反、政府調査など、訴訟内容は多岐にわたり、それぞれに専門性が求められます。 対象業界の専門用語を的確に翻訳できることは、品質の大前提となります。 主要産業分野のほとんどをカバーする弊社は、各分野に精通した専門の翻訳者を割り当てます。

    • Eディスカバリの多様なファイルフォーマットに対応

      編集可能なファイルフォーマット(Word/Excel/PowerPoint)はもちろん、編集不可能なファイル(PDFやTIF/GIF/JPGなどの画像ファイル)もソースファイルのレイアウトを完全に保持して納品します。

    • 徹底した情報漏洩リスク管理

      機密情報の守秘はお客様の最大の懸案事項です。
      プロジェクトメンバーは策定されたセキュリティ・ガイドラインを厳守します。Eディスカバリでは特に以下が重要です。

      • 担当の翻訳者にはプロジェクトベースで機密保持契約を取り交わします。
      • お客様個別の契約書がある場合は、それに準じます。
      • ドキュメントファイルの受け渡しは専用FTPサイトを経由。
      • 誤送信リスクのあるメール添付でのやり取りは厳禁
      • プロジェクト終了後は「データ破棄宣誓書」にサインさせ、配布したデータの破棄の確認を徹底します。